学力試験が終わると引き続き行われるのが面接(人物考査)です。学力試験の成績が芳しくなかった人も面接で十分挽回可能です。
募集定員より、応募者数が多い場合、学力試験結果が影響してきますが、面接のウェイトはやはり高いように思われます。
1年から2年間学校生活を続けていくで、本当に続けていける人かどうかを先生方も見ています。
職業訓練校の面接の流れ
一人5~10分が面接時間の目安です。また面接は集団面接ではなく1対面接官(数人)の形式です。
試験を受けた教室で待機し、その場所から順番に呼ばれて面接する別の場所に試験監督をしていた先生に導かれて面接を受けました。
この時、合格してからわかりましたが、受験番号の並びは氏名のアイウエオ順でした。
受験番号の若い人から一人ひとり面接がスタートします。そして面接が終わればそのまま帰宅できます。
ですので名前がア行に近い人は早く面接をして早く帰宅できます。ヤ行やワ行で始まる名前の方は面接が遅くなります。
受験者数が多いと学力試験が終わってから2時間近く面接まで待たされることも覚悟していてください。
待っている間の部屋には試験監督をしていた先生が何人かは常時いらっしゃいます。
当然ですが、待っている間にスマホを取り出してゲームしたり、ネット情報を検索するような時間つぶしはしないでくださいね。
面接は待っているときから始まっています。試験監督をしているのも学校の先生ですので目に付くような行動は極力控えるようにしましょう。
職業訓練校の面接で聞かれたこと
私は7人くらいの面接が終わってから名前が呼ばれ別室の面接会場へ移動しました。ドアを開ける時にはノック。「失礼します」とあいさつしてドアを開け、閉めました。
「〇〇と申します。本日はよろしくお願いします。」と一礼。
顔を上げると面接官は2名の先生でした。
パイプ椅子が一つあり、そこに促されてから椅子の横に立ちました。
面接官の先生が「お座りください。」と言われてから着席しました。
そこから聞かれたことは
・前職の仕事について
・なぜやめたのか
・どういった仕事をしていたか
・なぜこの職業訓練の科目を受けようと思ったのか
・どういった職業につきたいか
・年齢の違う人たちと一緒にうまく生活できるか
・学校に通うのは大丈夫か
といった内容でした。
まず、普通に聞かれたことに対して端的に答えることができれば大丈夫だと思います。
また仕事を辞めた理由については正直に言っても問題はないと思いますが、調子に乗って前の会社の悪口を言わないほうが賢明です。
職業訓練校は就職させることを目的に先生方も力をいれています。求人を集めるために先生方は企業とのネットワークがありますので、本当のことでもそのあたりはオブラートにしておいた方がベターです。
私も「仕事が大変で体を壊してしまった。続けて働くのが難しくなってやむなく退職した。」と言ったように記憶しています。
次に職業訓練の科目を受けようと思ったことについては、たとえ失業給付の延長が目的にあっても答えてはいけませんよ。
特に今までの職歴と全く違うジャンルの科目の職業訓練を受けようとする場合は、「パンフレットで訓練内容を見て少し興味がったので、経験はないけどここで勉強して技術を身につけたら就職できるのではないかと思いました。」といったようにプラスのイメージを持ってもらうように答えるようにしましょうね。
そのあとも、「具体的な就職希望先は未経験なので決めていないけど、在学中に資格を取ったり、訓練内容にあった業種に就職したい。」と答えました。
面接官の先生も落とそうと思って面接していませんので、厳しい質問は特にありません。
ですのでわからないことは正直にわからないと答え、あとは抽象的な表現になっても構わないので、学んだことを生かして就職したい熱意を伝えれば大丈夫だと思います。
私の面接も5分ほどで終了しました。
その後は、学力試験を受けた教室には戻らず、帰宅しました。
面接の先生が重視していたこと
私が合格後、学校に入校して先生とも打ち解けて話せるようになった時に、「先生に面接のとき何を基準にしていましたか?」と雑談しました。
私は1年のコースでしたが
先生は
・一緒に1年間続けてやっていける人かどうか
・就職の意欲があるか
・問題を起こすような人でないか
ということでした。
基本的に問題行動を起こされる方はご遠慮願いたいというのが本音だそうです。
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