職業訓練校に入校して間もない頃は、久しぶりの授業という体験(私は講義を聴くっていううのが20年ぶり)が懐かしくもあり、小学生が使う机と椅子を使用することで体があちこち痛くなりました。
1日の訓練と一緒に学校の先生は1か月くらい先の講義・実習の時間割をプリントした紙を配布してくださいました。
それと一緒におおまかな年間訓練行事予定表も配ってくれました。
大阪の職業訓練校の主な年間スケジュール(1年在籍用)
4月:入校式・オリエンテーション・消防避難訓練
5月:郊外活動・健康診断(前年10月入校クラス)
7月:安全講話
8月:終業式・夏期休校・始業式・技能照査(前年10月入校クラス)
9月:前年10月入校クラスの修了式
10月:新10月入校クラスの入校式・オリエンテーション・消防避難訓練
11月:郊外活動・健康診断(4月入校クラス)
12月:終業式・冬季休校
1月:始業式
2月:技能照査(4月入校クラス)
3月:修了式(4月入校クラス)
ざっとこんな感じです。さらに細かい休日やその日の授業コマ数を記載してくれた年間スケジュール表を渡されました。
年間の授業時間数は1558時限あります。これには、土日・祝日・学校が定める休日・夏季・冬季休校は含まれていません。
普通に通っていた中学校や高等学校よりも毎月1日休みが多くもらえます。夏休みや冬休みもあるので、職業訓練校に入る前に社会人として休みもろくに取れない状態で働きっぱなしの人にとっては楽園のような感じですね。
技能照査って?
技能照査とはいわば卒業試験のようなものです。その科で学んだことを座学と実習で担当の先生が試験により評価します。
これに合格すると、その専門分野での技能士補と呼ばれる合格証書が渡されます。どこで活かせるかっていえば、例えばその専門分野での職業訓練校の先生になるための試験で一部テストが免除になるっていった程度です。
これに合格しなければ職業訓練校を卒業できないってわけではないので安心してくださいね。
細かい学力テストはその都度行われる
卒業試験の技能照査以外にも、じつは職業訓練校では学んだ単元ごとにテストが行われていました。例えば、資格試験対策で学んだ授業が約1か月あったとすれば、その最後に成績評価のためのテストが行われます。
授業内容によって、レポート提出のみで評価、テキスト持ち込みありの筆記試験、テキスト持ち込み不可の筆記試験と様々でした。
ですので失業保険の給付がのばせたからあとは、気楽に卒業までに就職先を見つけようと甘い考えでは職業訓練校に入ってから大変な目に遭いますよ。
実際、5月ごろに授業内容が難しくてついていけず、進路変更を見据えて自主退校された人もいました。
お金をもらえているわけですから、その対価に見合うだけの勉強もやらなければいけませんよ。
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