大阪の職業訓練校ではどんな生活を送るの?

大阪の職業訓練校に入って、一通りの手続きを済ませば、あとは学校生活に馴染むことが大切です。


職業訓練校には下は18歳から上は50代後半と様々な年齢層の人たちが学んでいます。年齢制限のある学科ではそこまでの年齢差はありませんが、私が入った学科は結構な年齢差が生じていました。


ある程度の職歴がある方は年下とも対等に話すことは、社会人のマナーとしてある程度の耐性はついているので問題ないとは思いますが、口のきき方でトラブルになったとなると学校も黙って見過ごしてくれません。


トラブルの起きた双方から事情を訓練課長や担任から聴取されたうえで、処分が下ります。


生徒間でのもめごとは学校側も敏感に反応しますので、なるべくもめ事を起こさないようにしましょうね。


実際在学中に問題をおこした生徒は、自宅待機させられた事例もあります。失業保険の延長給付を受けている身であれば、学校に登校しないとお金が支払われませんので絶対に生徒間でトラブルを起こさないよう注意しましょう。


学校の日常生活の決め事

学校ではある程度、中学校・高校にも似た校則が存在します。また自主的な慣習として各科内でのルールのようなものも存在します。


朝礼と日直

私の科では朝9時10分から朝礼が始まります。授業開始は9時15分からですが9時10分の予鈴までに一応着席しておかなければなりません。


朝礼が始まるのは科の担任・あるいは講師の方が入室してからです。その日の日直が号令をかけて起立・礼・着席のあいさつをします。


挨拶はこれ以外に授業のコマごとに行います。朝は朝礼後にそのまま授業に入ると挨拶は必要ありませんが、2限目の終了の時には同じく起立・礼・着席のあいさつをします。この時は「ありがとうございました」。そして3限目・4限目の授業の時も3限目開始時に起立・礼・着席のあいさつ「よろしくお願いします」とやっていました。


日直に当たった人はこの号令をその日ずっとかけなければなりません。


また、日直は学校の担任や校長まで閲覧する日誌にその日の授業や感想を書かないといけません。担任から日誌が渡されますので授業の合間の休み時間か、一日の授業が終わってから書いて提出しないといけません。


バスや電車の時間は定刻通りですので、日直の日はできるだけ休み時間で日誌を書き上げて学校の下校時間は遅れないようやっていました。


日直のその他の仕事としては、湯沸かしポットがあるので、科でカップラーメンやインスタントのホットコーヒーを飲みたい人のために水をいれて沸かしておくようなこともしていました。


日直の順番は出席番号順で回ってきていました。ですので1クラス最大30人ですので、定員いっぱいまでいる科の人たちは1か月に1回くらい回る計算です。ただ少ない科ですともっと日直になる回転が速いです。


特に就職活動や急な欠席をする生徒もいるので、予定より早く日直が回ってくることもしばしばありました。前もって分かっていれば気にならないのですが、日直になると多少手間が増えますので、そのあたりは職業訓練校のルールですので素直に従いましょう。


掃除当番

各科の定められた場所と教室を掃除する決まりでした。私の科は3つの班に分かれてローテーションで回っていました。ですので基本的に3日に1回は掃除日です。掃除は8限目の授業終了後に行っていました。

なので、掃除当番の日は若干帰る時間が遅くなります。掃除は掃き掃除、黒板(白板でしたが)拭き、ゴミ捨てです。※トイレ掃除はありません。


また掃除は実習場にも当番が設けられていました。実習は毎日ではないので1日実習を行うときだけ掃除当番が回ってきます。


たまに実習上の掃除と通常の掃除の日が重なる場合もありました。


喫煙

年齢も20歳以上の人が通えるため喫煙者も気になるところだと思います。大阪の職業訓練校それぞれのルールはあると思いますが、私の学校は喫煙場は1か所教室外に設けられており、そこに灰皿を持っていきタバコを吸っていました。

校内、教室内、廊下での喫煙は禁止されていました。


まとめ

大阪の職業訓練校生活の一例でした。学校によっては違うルールで規則が定められているかもしれませんが参考になれば幸いです。



It's 職業訓練ライフ

失業後の基本給付を延長してさらに技術と技能を磨ける職業訓練制度。実体験を元に入学までの段取りや訓練校の生活をお伝えいたします。