職業訓練校に入ったからには最終的なゴールとするのは就職です。
中には失業保険の延長目当てで過ごされる方もいらっしゃいますが・・・・
各訓練コースで学んだ分野を生かして就職することが一番ベストですが、職業訓練校ではどういった就職先を調べることができ、また就職に有利な条件を持つことができるのか気になりますよね。
職業訓練校の就職案内
職業訓練校は国または地方自治体が主体となって実施・運営する機関です。自ずと就職につながる情報として提供されるのはハローワークで調べることができるものがメインといってもいいでしょう。
次に職業訓練校も就職させることを目的に設立された機関ですので、生徒の就職率が悪いことになると認可が下りなかったり、最悪閉校・一時休校になる可能性もあります。
職業訓練校から就職できるように各コースの先生も斡旋できる企業を空き時間をとって企業回りなど行っています。
そうした中で、ハローワークには紹介されていない求人情報を手に入れることができます。
それが校求人と呼ばれるものです。
職業訓練校の校求人
前述の通り、職業訓練校の先生が企業訪問を行い、コースで教える専門的知識や技能に合った業種の求人を職業訓練校の生徒を優先的に採用する求人のことを校求人といいます。
文字通り、その職業訓練校に在籍していないと応募できない求人のため、他のハローワークで紹介されるような求人に比べ、応募段階でのふるい落としなど競争率は低いものになります。
また、企業側も事前に学校内で企業説明を行ってくれたりするので、企業の雰囲気や応募前に質問ができるなど、就職後の思っていたのと違ったといったミスマッチを防ぐこともできます。
校求人の調べ方
職業訓練校には校求人を掲示したり、職業相談室などで紹介してくれます。
校求人への応募
興味がある求人へは担任の先生や職業相談室の先生へ応募したい旨を伝えれば、一緒に応募に向けて準備を手伝ってくれます。
履歴書の書き方や面接のシミュレーションなどは職業相談室の先生がサポートしてくれます。
校求人のメリット
訓練校側と企業側につながりがあるので、先に職業訓練校を卒業した先輩が企業で働いていることが多いです。
人間関係で不安のある方はそうした職業訓練時代を経験した先輩がいることで不安は安らぐかもしれません。
また、実務経験がない技能であっても、職業訓練校で学んでいることがそのまま就職先で生かす技能であれば、企業側も大目にみて採用してくれる可能性が高いです。
校求人のデメリット
職業訓練校とのつながりが強いことはメリットでもあり、デメリットにもなります。それが自分が辞めてしまうことでの今後後輩たちへの影響です。
やっぱり自分と合わなかったと早々に仕事を離職するようならば、企業側も今後は職業訓練校からの生徒を採用するのは辞めようということにもなりかねません。
デメリットにしないためにも就職が決まれば早期の離職はなるべく避けましょう。よっぽどの採用条件との違いによる離職は致し方ないとは思いますが・・・・・
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